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日本での活動アーカイブ
2003
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2003年 ネットワーカーのレポート
メディア:
2003年は、無買デーの情報をインターネットやNGOネットワークを通じて広めることができました。特にインディメディアジャパンナマケモノクラブ、反戦グループに多大なご協力をいただきました。東京では路上での黙想(禅タのパフォーマンス)が行われなかったため、主流ジャーナリズムの反応はそれほどありませんでしたが、唯一、左派メディア『週間金曜日』 が無買デーについて取材してくれました。

京都では私たち自身がカメラ(マークス、太郎)やビデオカメラ(西田一家)などのメディアを持参しました。まさに独立系メディアです!

昨年(2002年)、新聞社は無買デーの報道を拒否しました。それは不況の時期に報道するのには不適切な内容だと判断したからだそうです(京都新聞の場合)。
そのため、今年はプレスリリースの文面に「無買デーは、経済にも良い影響を与える」という内容を組み入れました。例えば、フェアトレード経済や、有機的、地域経済などを取り上げました。またこれらの分野で実際にビジネスをされている方の言葉を引用し、「無買デーは私たちすべてにとって良いことだ」と書き加えました。

それでも結局、東京でどのようなイベントをしたとしてもマスコミ関係者は経済成長のことしか頭にないのだと感じました。
そこで私が考えたことは、無買デーとビッグクエスチョンキャンペーン(経済学者は消費を減らすことを学ぶべきだという趣旨のムーブメント)を結びつけることです。
「無買デーは経済成長を阻害するのではないか?」という質問を受けた場合、私たちは「では、経済成長は私たちにとってよいことですか?」と返答しようと思います。

実際、東京と横浜のディスカバリチャンネルで非消費宣伝を放送するという大規模な無買デーイベントが行われました。
再び放送を成功させて下さったアドバスターズ・ジャパンのウェブサイトの管理者であり、運営者でもある、タイゾウ氏に感謝したいと思います。

ネットワーク:
現在管理している独自のドメインのウェブサイトが活動に大変役立ちました。
http://www.bndjapan.org

NGOネットワーク:
「メディア:」の項でも述べましたが、さまざまなNPOが無買デーに協力してくれました。また私たちは互いに手を取り合い共に活動し始めました。フェアトレードや無農薬食品を推進している企業やNGO団体からも声援を頂いています。(テングナチュラルフード グローバルビレッジ が推奨してくれています)。

メーリングリスト:
新しいメーリングリストに多数の人が登録してくれました。
現在、日本全国で260名が参加しています。10月中旬から60名も増えました。
webサイトにはダウンロード用のポスターやチラシ、ステッカーを多く掲載しています。
そのうちのいくらかはhahahaに使われています!

東京・横浜スポットCM放映

東京城南地区及び横浜エリアにお住まいの皆様に朗報!!
放送主:イッツコミュニケーションズ
チャンネル:ディスカバリーチャンネル(Ch256)

報告:ガービ

沖縄ゼンタ

沖縄で最初の無買デー。わたしは禅タクロースの瞑想をやりました。とても面白かったですよ。 美浜町のアメリカンビレッジという大きなショッピング・エリアの真ん中です。アメリカ人と 日本人の買い物客でにぎわっています。 約1時間半ほど瞑想していました。途中、別のイベントがあるとかで移動しなければなりませんでしたが、 それでもかなり道行くひとびとの注目を集めていたとおもいます。 わたしがつくった「ショッピング・チェック・リスト」を持っていってくれるひとや、瞑想している 理由を聞いてくるひとなどがいました。
来年はもうすこし規模を拡大して、サンタの助手の「妖精」(わたしの生徒にやらせよう)に パンフレットを配らせたりしたいとおもいます。



報告:アンデレア

 

大阪:無買デー・ピープルを探せ!

大阪のケンです。無買デーの日はあいにくの雨でしたが、そんなことでへこたれるオレ達ではありません。 ことしもたくさん「無買デーな連中」を集めました。去年と同じように写真もたくさんとりましたよ。
ことしは5人で繁華街を歩き、町行く人に話しかけたり、写真をとったりしました。無買デーについてたくさんの人と 話をし、いろいろなネットワークができました。
以上、大阪からでした。

報告:ケン
(BNDJapan補足:ムナカタ・ケンさんは、写真家兼デザイナ。無買デーのポスターのロゴを作ってくれた方です。 改めて御礼申し上げます)

2003無買デージャパンイン京都

無買デーとヤフーBBフォン販売促進の相乗効果???

■ヤフーBBというブロードバンド・プロバイダーが街中やテレビ等で派手なキャンペーンを行っています。その販売グループが、無買デーお馴染みの禅タクロースが黙想する横でキャンペーンをはじめました。彼らは私たちとよく似た赤い服を着ています。
彼らは無買デーのチラシに興味を持ち、少し話したあと、無買デーのチラシを配布し始めました。さすがに配布するのはお手の物でした。 実際、彼らの一人は「こんにちは。今日一日だけ買い物をやめてみようよ!環境のために!」と声をかけ始めました。そして無買デーのステッカーを無料のブロードバンド・デコーダの上に貼り、人々に差し出していました(接続しても試用期間内に契約をキャンセルすれば無料ですのでお気軽です。しかし環境負荷を気にしないのもお気軽です。)
ところがそのうち、彼らは無買デーのチラシを配布するのに手数料を支払えと言い出しました。わたしたちのチラシは彼らにとって何の役に立たないゴミなのだそうです。
私は次のように言いました「冗談でしょ?! 私は無買デーを過ごしているの。無買デーの非商業的宣伝にどれほどのお金をかけたか、東京にいる私たちの友人に聞いてみてください!」
彼らは「なにもかもが不条理で偽善的だ!」と言いました。
そこで私は「この世の中に不条理で偽善的でないものがあったら私に教えてください」と言いました。

■ヤフーBBフォンの別の男性とは次のような会話をしました。
彼:「あなたちはいいと思う。自分自身の活動を自己資金でまかなっているから。しかし、街頭で募金を集めて資金源にしているような団体もあるよね。ああいうのは良くない」
私:「あなた達だってお金を求めているのでしょう? あなたはお金のためにここで声を張り上げているのでしょう?」
彼:「これは経済活動ですよ。ビジネスは良いことだよ」
私:「誰にとって?」
彼:「???」
もちろんこのやり取りはカメラで撮影しました。

■他のヤフーBBの男性は、アメリカ企業のロゴを集めた旗を見て、関心を示しました。
各企業の名前を早口に読み上げ始め、すべての企業のロゴの見分けがつくようでした。
彼:「分かった。これらはアメリカの企業ですね。しかしアメリカの旗の上で何をしているのですか?」
私:「はい、それは私たちが一番知ってもらいたいことです」
私は無買デーの趣旨について説明をしましたが、彼がどう思ったかまでは分かりません。最後にヤフーの人々と無農薬のペパーミントティーと抹茶オレ(抹茶とミルクと砂糖を泡立たせたもの)を飲んで少し幸せな気分になりました。

無買デーのタバコ?

私はフェアトレード(薬物や売買春に対する抗議団体が主催したもの)で買ったコーヒーを黒いコートを着た若い男性たちに振舞いました。彼らはタバコを無買デーに買ってもよいかと心配そうに尋ねてきました。由紀は「無買デーはあなたたちのものです。だからあなたたちがしたいようにすればいいのよ」と言っていました。しかし私は「タバコなんて、毎日無買デーよ!」と答えました。彼らは笑って立ち去りました。

ドイツ出身の化学者

彼は時間がないと言っていましたが、結局20分間も立ち話をしました。
彼は日本で生活している自分が、毎日のように捨てているプラスチックがとてつもなく大量であることに困惑していました。しかし、人々がプラスチックを多く消費すれば、化学工業に関わる自分の仕事が増えると考えていました。

彼:「仕事と環境かどちらが大切かって? 答えようがない」
私:「しかし、私たちがこれからどうなるのか心配ではありませんか?」
彼:「現実に何か悪いことが起こると思うので、何かを変えなくてはいけないだろう」
私:「どのくらい悪くなりそうですか?」
彼:「さあね……」

スペインからの旅行者
彼:「僕はほとんどは買い物はしないよ。でもみんなおかしいくらいに買い物をするね。
環境破壊の道から戻る方法はないと思うよ」
私:「私はその考えに反対です」
彼:「君の健闘を祈るよ。よい活動を続けてね」

ことしの禅タ家族
昨年までは、山崎ファミリー(2002年、8歳から64歳までの5人家族)と松村ファミリー(2001年、3人家族)が主役でした。しかし、今年は西田ファミリーの最年少、2歳の『禅タ・かずは』に注目が集まりました。他の人が無買デーのドキュメンタリー撮影して疲れているのを横目に禅タ・パパや禅タ・ママの腕のなかで眠っていました。 最高の禅タクロースと妖精
ことしも参加者と共に有意義な時間を過ごしました。お互いの写真を撮りあったり、一緒に並んで撮ったり、食べたり、飲んだり、しゃべったりと、慌ただしくも楽しい時間でした。来年、私たちがまた戻ってきたときにも無買デーとしてふさわしパーティをしなくてはいけないですね。

報告:ガービ 昨年と違う点

無買デー2003 in 京都に参加して、昨年と違った点は、雨だったこともあって、かなり足早に過ぎ去っていく人が多くてパンフレットや、ステッカーを配るのに苦労した点でしょうか。
また、賛同してくださって「応援します」という感想を言って下さる40才くらいの男性もいて、ほっとしたり、
「これは、女性向きのキャンペーンや。男より女の人に言わなあかん」と、おっしゃる50代の男性もいらっしゃいました。
途中、ガービにオーガニックコーヒーをせびるピアスをつけたホストの卵の男の子達には
正直いって少しびびりましたが、「え? ミルクないの??」とか、「お砂糖たっぷりね」といった、見かけとは違ったお茶目な会話もあって、こういう機会があればこそお話もできるのだなあと思い、貴重な経験となりました。
昨年もがんばっていた、娘のイマリン(8才)。ことしも「今日はムバイデーでーす。おねがいしまーす」と、声を張り上げ最後までパンフレットやステッカーを配っていて、頼もしく感じました。 楽しんで参加していることが大事だな、と思います。
もう一人の息子(5才)にイベント参加を呼びかけたところ、「何か買ってくれるん?」と、全く主旨を理解していないので、連れていきませんでした。 もう少しおおきくなったらね、と思うのと、日頃の子育てについて考えさせられました。
また、来年もさらに盛り上げていきたいと思います。
今年の参加者の人達は、とっても団結しているな、いいことだな、と帰りの車の中で、ガービと話しました。だって、終了時に円陣を組んだりして、 名残惜しい感じだったんですもの。みなさま、ありがとう。

報告:グラフィックデザイナー 松村由紀

2003年 ギャラリー


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